2026年の端午の節句は5月5日(火・こどもの日)。男の子の健やかな成長を願う伝統行事として1000年以上続いてきたこの日は、GW最終盤の祝日でもあります。しかし、「五月人形は誰が贈る?」「鯉のぼりはいつから飾る?」「柏餅とちまきはどう違う?」「初節句のお祝い金額は?」と毎年迷う方も多いはず。本記事では、2026年版の最新マナーを、贈答・飾り方・食事・初節句の4つの観点から解説します。
2026年端午の節句:5月5日(火)まで残り14日
端午の節句は奈良時代に中国から伝わった厄除けの行事が起源で、江戸時代に男の子の成長を祝う日として定着しました。鎧兜や鯉のぼりに込められた意味は、「災厄から子どもを守る」「立身出世を願う」という強い祈りです。現代でも、核家族化が進むなかで、この行事を通じて祖父母と孫の絆を深める機会として重要視されています。
五月人形・鯉のぼりの贈答マナー
| 関係 | 伝統的な慣習 | 現代の相場 |
|---|---|---|
| 母方の実家(祖父母) | 五月人形・鯉のぼりを贈るのが伝統 | 5万〜30万円 |
| 父方の実家(祖父母) | お祝い金または兜飾り | 3万〜10万円 |
| 親戚・友人 | お祝い金・ベビー用品・洋服 | 3,000〜1万円 |
| 職場・上司 | お祝い金 | 5,000〜1万円 |
ただし、現代では「両家で相談して折半」「現金で渡し両親に選んでもらう」などの形が増えています。住宅事情で大きな五月人形が置けない家庭も多く、柔軟な対応が大切です。
端午の節句マナーの「やってはいけない」7原則
1. 五月人形を「お下がり」で済ませない
五月人形は「一人一体、その子の厄を引き受けるもの」とされています。父親や兄のものを使い回すのは本来のマナーに反します。スペースの都合であればコンパクトな兜飾り単品でも新品を用意するのが正しい作法です。
2. 鯉のぼりを一夜飾りにしない
鯉のぼり・五月人形は4月中旬〜下旬に飾り始めるのが基本。5月4日に慌てて出す「一夜飾り」は葬儀を連想させ縁起が悪いとされます。2026年なら4/20〜4/25頃に設置がベストタイミングです。
3. 5月5日を過ぎても飾り続けない
節句が過ぎたらすぐ片付けるのがマナー。ただし天気の良い日を選んで5月中旬までにで問題ありません。湿気のまま片付けるとカビの原因になるため、晴れた日を待ちましょう。
4. 柏餅とちまきを混同しない
関東は柏餅(柏の葉は新芽が出るまで古い葉が落ちない=「家系が絶えない」)、関西はちまき(中国由来の厄除け)が主流。どちらか一方を「正解」として押し付けるのはマナー違反。地域の慣習を尊重しましょう。
5. 初節句のお祝いを「普通のお祝い」と同額にしない
初節句は一生に一度の行事。通常の節句祝いの2〜3倍が相場です。祖父母は10万〜30万円、親戚・友人は1万〜3万円が目安。ご祝儀の金額相場も参考に。
6. 菖蒲湯を「ただの入浴」にしない
端午の節句といえば菖蒲湯。菖蒲の葉には邪気を払う力があるとされ、家族全員で入るのが伝統です。子どもに「どうして菖蒲を入れるの?」と説明できるのがマナーある大人の姿。
7. 女の子がいる家庭で「祝わなくていい」と決めつけない
近年、兄弟姉妹の性別に関わらずこどもの日として家族全員で祝う家庭が増えています。「男の子だけのお祝い」と限定せず、「子どもの日=すべての子どもの成長を祝う日」と捉えるのが現代的なマナーです。
お祝いの席・贈答の場面別マナー
初節句に招かれた場合
- お祝い金は「御初節句御祝」「祝初節句」と表書き
- 紅白蝶結びの水引(何度あってもよい慶事)
- GW中の訪問は避けるか、事前に都合を確認
- 手土産は日持ちする和菓子(柏餅・ちまき系)が◎
祖父母として孫を祝う場合
- 両家の経済状況を配慮し、金額を相談する
- 事前に「何を贈るか」希望を確認してから手配
- 住宅事情によってはコンパクトな品を選ぶ
- 食事会の費用負担は事前に話し合う
職場での振る舞い
- 同僚に子どもがいても、立ち入った質問(お金関係)は避ける
- 写真をSNSシェアする際はプライバシー配慮
- GW明けに「お祝い会」の話題を振るのはOK
2026年端午の節句・家族で楽しむ5つのアイデア
- 柏餅・ちまきを手作り:子どもと一緒に包む体験が思い出に
- 兜の工作:新聞紙や折り紙で手作り兜を作る
- 鯉のぼり動画を撮影:毎年同じ場所で記録
- 菖蒲湯:スーパーで売られる菖蒲の束を使う
- 家族写真:兜飾りと子どもの記念撮影
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まとめ
2026年5月5日の端午の節句は、「贈答の相談は両家で」「飾り始めは4月下旬」「柏餅とちまきは地域性を尊重」「初節句は特別な額で」「菖蒲湯で厄を払う」の5ポイントを押さえれば、伝統を守りつつ現代の家庭に合ったお祝いができます。GW最終盤の祝日、家族の絆を深める機会として、早めの準備を心がけましょう。
※本記事は2026年4月時点の一般的なマナー解釈に基づきます。地域・家庭事情に合わせて調整してください。

